登山で注意すべき病気~凍傷
冬山の登山では気温が低い事から常に凍傷を意識して行動する必要があります。
凍傷は、氷点以下の温度で生体の組織が凍結して、皮膚ならびに深部組織が傷害されます。0℃以下の寒冷に一定時間以上さらされた時大部分の人に発生します。
一般的に凍傷は皮膚の変色に加え、灼熱感やうずくような感覚、部分的・全体的なしびれ感、そして時に激しい痛みを伴います(第1度)。もし治療が行われないと凍傷に冒された皮膚は徐々に黒くなり、数時間後には水疱が生じます(第2度)。患部や血管が高度に傷害されると壊疽が起こり(第3度)、最終的に切断が必要となることがある。程度が著しい場合は筋肉や骨にまで壊死が起きるのです(第4度)。
このように凍傷はとても怖い疾患なのでしっかりとした予防策が必要です。
一番の予防方法は、防寒対策をしっかりすることです。
氷点下の状況で身体を外気に晒すことを避け、防寒性の高い衣類、手袋、帽子、フェイスマスクなどを着用しましょう。
また、濡れた状態に強風を受けると気温がそれほど低くなくても凍傷になりますので、防風対策と濡れた衣服・グローブなどは直ぐに交換しなければなりません。
また凍傷は足にでるケースが多いのですが、登山靴やアイゼン、スキーブーツの締め過ぎによる血行不良によるものが殆どですので、必要以上に締めないことと、休憩時には少しゆるめて指などを動かし、血行を良くしてください。
凍傷はしっかりと予防対策をすれば多くが未然に防ぐ事ができる疾患なので、予防策は万全にしてから登山するようにしましょう。
しかし凍傷になった場合はすぐさま安全な環境下に下山して、医師の支持にしたがって治療を受けるようにしましょう。自分でむやみに処置を行う事はなるべく避けた方がいいと思います。